レジェンドオブレガシークリアデータ

レジェンドオブレガシーの1周目が終わりました。
プレイ時間は30時間ほどでしたが、リセットや全滅等でプレイ時間が加算されていない部分を考慮すると実質35時間程度でしょうか。

1周目が終わり、プレイし始めてから間もない頃に書いた記事「レジェレガファーストインプレッション」の感想とはおおまかには同じなのですが、プレイする中でいくつか異なってきたため、改めて書き直します。ファーストインプレッションの記事のほうを読まれていない方はまずはそちらからご覧ください。

難解な戦闘

レジェレガは、プレイ時間の大部分が戦闘なので、戦闘を楽しめるかどうかに尽きるゲームです。
ただ、その戦闘が一筋縄では行かない戦闘です。プレイ中に気づくまでに時間がかかった要素をいくつか挙げておきます。

場の精霊

レジェレガでは術は基本的に対応する精霊と契約してからじゃないと使えませんが、その時に契約する精霊によって場の精霊の強さが変化し、場で一番強い精霊効果が戦闘中に効力を発揮します。
この精霊効果が戦闘で物凄く重要なのですが、肝心のその精霊の効果が、説明書には水はターン毎にHP回復、風はターン毎にSP回復と言った、精霊を契約した時の効果しか書かれていません。
実は場の精霊効果のほうが重要で、場の精霊効果が何であるかによって敵味方の技、及び術のダメージが結構な倍率で増減します。これが分からないうちは、何故急にダメージが減るのか、何故急にダメージが増えるのかが分からず戸惑うことも多かったです。

ポジション

ポジションは、アタック、サポート、ガードの3種類からなり、この3つが非常に重要です。
序盤では、名前の語感から攻撃役はアタック、回復役はサポート、防御役はガードとしてしまいがちです。ですが、これがとんでもない罠なのです。

レジェレガは序盤から全体攻撃、及び魔法によるスタン効果を狙ってくる敵が頻出します。私はこれらの敵の対処法がなく、戦闘開始から何も出来ずに全体攻撃等で倒されてしまうことが多々あったのですが、これは選ぶポジションが悪いから結果的に全滅していただけでした。

実は、この中でサポートは回復効果を高めると同時に、行動速度も上昇させる効果を持っています。それに対し、アタックは行動速度に関して何のボーナスもないため、攻撃役のポジションをアタックにしてしまうと、敵の全体攻撃やスタン攻撃がほぼ確実に先制するため、一見何も出来ずに全滅していくただの運ゲーだと勘違いしてしまいます。実際に、Amazonレビューなどでは敵のスタン攻撃や全体攻撃が来ないのを祈るだけのクソゲーと酷評している人が多く見受けられます。これに関しては、攻撃役をサポートにしてサポートLVを上げ、敵に行動される前に撃破してしまうという戦法が正解でした。

ポジションは、地図を売ることでマップへ登場する冒険者から新たに教えてもらえることもあり、それらはポジション効果も多彩で戦闘に大いに役立つので、特に終盤は冒険者から教えてもらえるポジションを有効活用することが重要です。というか多分教えてもらえるポジション無しだと戦闘の難易度が遥かに跳ね上がることになります。

防御が何よりも重要

一般的なRPGとしては珍しいですが、レジェレガは防御行動が戦闘で一番重要です。敵の数や敵のHPによっては先制できるポジションで一気に全体攻撃で倒すのも有りですが、基本的には戦闘開始時からどうやって守りを固めるかということを主軸に置いての戦闘です。
戦闘は倍速化が出来るのですが、守りを固めてから回復で死なないように立ち回りつつチマチマ攻撃していく、と言ったパターンが一般的な戦い方になるので、一気に敵をなぎ倒していく爽快感はありません。この辺りは好みが分かれるところでしょう。

ストーリーについて

数時間プレイした程度だとストーリーが全然ないゲームだなーと思っていましたが、最後までプレイしてみると確かにシナリオが薄くて少なすぎると感じるプレイヤーのほうが多いことは理解できる出来だったのですが、全然ないというまでではありませんでした。

個性的なキャラクター

エロイーズ

選ぶ主人公によって、当然性格や口調等は異なります。マップやボス戦によっては突入時に短いイベントがありますが、そのイベントでの会話等は選んだ主人公を反映したものとなっています。
私が主人公に選んだエロイーズだと、どこか楽観的で、かつ色っぽい台詞が多めになっています。

歌う岩から伝わってくる世界観

歌う岩

ストーリーやシステムにも関わってくるものですが、冒険の舞台となるアヴァロンには各地に歌う岩が点在しています。
歌う岩は調べると術を使うことの出来る装備「ささやく岩のかけら」を入手できます。
この歌う岩ですが、調べると非常に抽象的で分かりにくい表現ですが、アヴァロンという大陸の根幹に関わる重要なことを歌として歌っています。
この歌う岩の歌は、物語終盤になればなるほど抽象的なものから具体的なものへと変わっていきます。序盤こそはよく分からない文章だなぁと思っていましたが、終盤になると歌う岩を見つけるのが楽しみになるくらいになりました。

アヴァロンの真実

ココ

終盤になると物語が加速し、影人とは何なのか、神人とは何なのかと言ったことが徐々に分かってきます。
気にも留めなかった要素が実はアヴァロンに関わる重要な伏線だった、ということも物語終盤に明らかになります。

マスクパラメータの多さ

竜鱗2種

おそらくレジェレガで最も批判を浴びている要素です。
レジェレガには多くのマスクパラメータが存在しており、防具の防御性能一つを取っても大まかな属性防御しか分からず、具体的な数値を知ることが出来ません。
例えば、画像の例で言うと竜鱗のお守りと竜核晶石は共に熱冷電◎となっている装備ですが、他のマイナスパラメータの装備を装備させて色々検証してみたところ、竜核晶石の方が属性防御的には格上で、内部パラメータの防御性能が上だということが分かりました。
装備によってはターン終了時のSP回復減少効果が付いているものも確認しましたが、これらはゲーム中では実際に試すまで効果をアイテム欄から知ることは出来ません。

さらに、敵の攻撃でも斬撃っぽい感じのエフェクトだとしても、それが本当に斬撃なのかを知る手段がありません。多分そうなんじゃないかという憶測のままプレイすることが求められます。

オセロに例える

マスクパラメータの件をオセロのルールに当てはめましょう。
通常のオセロのルールなら、説明書には白と黒があり、同じ色で違う色を挟めば自分と同じ色にすることが出来る、と言った一般的なルールだけが書かれるでしょう。
そのルールを読み取り「挟まれればこちらの色がなくなるんだから、もしかすると挟まれることのない隅っこに置くことが出来ればゲームがかなり有利になるのでは?」と気づかせるようにするのが一般的なゲームだと思います。

しかし、レジェレガはそうではありません。レジェレガの説明不足をオセロに置き換えると「白と黒があり、この色がゲームでとても重要です」というくらいしか書かれていません。
これでは何をしていいかほとんど分からないプレイヤーが多いでしょう。同じ色で挟むと色が変わることを理解するまですらかなりの時間を要しますし、隅っこに置くとさらに有利になるなんてことはなおさら時間がかかるに違いありません。
そういう意味では、レジェレガは周回してようやくシステムが分かってくるくらいのスルメゲーと言えるかもしれません。ちなみに私は邪の精霊が強い時には術の威力が増大ということをラスボス戦で初めて気づきました。

マスクパラメータが悪いのか

マスクパラメータに関してですが、何もレジェレガだけの仕様ではありません。サガ系では当然のようにゲーム内だけでは知り得ないパラメータが色んなものに付加されていますし、ドラクエですらゲーム内では確認出来ないながら実は呪文耐性等が装備品によって異なっていたりしています。

ただ、他の多くのゲームはマスクパラメータを意識せずともそれなりにクリアまでは進める難易度だったのに対し、レジェレガはどうもマスクパラメータまで把握しないとかなりの難易度となるように設計されている気がします。サガ系と違い出現する敵はマップによって固定で、かつ強敵と戦わないと成長が頭打ちになってしまう仕様上、理解できないと雑魚敵からも瞬時にやられてしまう酷いゲームバランスだと錯覚してしまう危うさがあります。

まとめ

ストーリーが一般的なRPGに対して薄いこと、戦闘が防御を主軸にしたもので一筋縄ではないこと、ゲーム内で説明されない要素が多く、かつマスクされている要素が多すぎることを踏まえ、そんな高難度なゲームに立ち向かって行きたい人にはオススメなゲームです。
マスクパラメータや高難度についてはいずれ出るであろう攻略本によって解明されるため、高難度については落ち着くとは思いますが、やはりシナリオの薄さや戦闘がメインなのに戦闘では防御が重要という一風変わったシステムのため、その辺りが気に食わない人は今後も出てくるでしょう。
私としては、シナリオはこの程度あれば十分で、戦闘も楽しめるものだったので、点数としたら95点は付けられるゲームだと感じています。