レジェンドオブレガシータイトル画像

1月22日に発売されたレジェンドオブレガシーを買ってプレイしています。RPGの新作を買うのはかなり久しぶりです。
開発陣は、ロマサガ2からアンサガまでのバトルデザインを担当した小泉今日治氏を主軸とし、イメージイラストは小林智美女史、音楽は浜渦正志氏と、サガシリーズを彷彿とさせるような顔ぶれに、開発はメタルマックスシリーズでお馴染みになっているキャトルコールと、否応にも期待が膨らんだ中での発売となりました。
ただ、発売後は、これまた清々しいほどに意見が真っ二つな評価となっています。なので、私はどちらかと言えば良評価なので、まだプレイして数時間程度ですが、ファーストインプレッションとしてまとめてみようと思います。

ダンジョン

ダンジョンマップ

ダンジョンは、基本的に見下ろし型のシンボルエンカウント式のものです。
3DSの下画面まで範囲を取らずにSSを撮ってしまったので映っていませんが、下に真っ白な状態のマップが映っており、ダンジョンを移動することでマップが埋まっていき、マップが100%になったらコンプリート状態になります。
完成したマップはショップで売ることが出来、売ることでそのダンジョンに人が往来して敵が弱くなったり、回復ポイントがダンジョン内に出来たりし、結果的にそのダンジョンの難易度が優しくなります。
マップの完成度に応じてショップで売る地図の値段が上がるため、敵が強く回復ポイントもない中でお金のために苦労して進んでいくか、それとも地図を早々に売ってしまって楽になったところで攻略していくか。といった判断が問われることになります。

戦闘

グリフォン

レジェレガの戦闘は非常に高難度です。適当にボタンを押しっぱなしにしてぼーっと眺めることが出来るのは最初の2,3時間くらいで、その先は全体攻撃なり魔法攻撃なり強力な攻撃をしてくる雑魚敵が頻出するため、雑魚敵でもおちおちのんびりしておられず、常に頭を使っての戦闘となります。特に、全体攻撃を駆使してくる敵などは、こちらに対処のしようが全くなく、あっという間に全滅してしまうこともしばしばです。
さらにその敵も、ダンジョン内に最初に到達した時点では到底敵うはずのない敵が平然とうろついており、エンカウントしたら逃げない限り全滅が確定という厳しいバランスとなっています。

ただ、敵が強すぎるのも悪いというわけではなく、敵の強さによって戦闘中「覚醒(従来のサガにあたる閃き)」することがあり、強力な技を覚醒で覚えたいなら敢えて挑む、といったプレイスタイルも自由です。

戦闘も、単純に殴るだけで良いのではなく、場の属性というものが重要になってきます。例えば、水術を使いたいなら場の属性を水で満たして水の精霊をこちらに引き寄せないと基本的に使えません。水の精霊を引き寄せても、敵に水術を使われたりして精霊を横取りされた場合、水術を選択していても使えなくなるためこれはかなり重要です。
精霊術には全体魔法やこちらの防御を高めるものなどもあり、これらを駆使しないと雑魚敵戦も大変なので、補助魔法を駆使してRPGをプレイする経験が少ない方はより大変なゲームバランスに感じるでしょう。

交易

レジェレガの街は、最初の拠点となる街以外は基本的に存在しません。最初の街で、唐突に仲間になるキャラクターが出てきたり、ショップや宿屋等の少ない施設が存在します。
その中でアイテム等を整えるショップですが、ショップに売っているアイテムはほぼ最下位品と呼んでいいほどのものしか並べられません。なので、ショップだけでやりくりするには戦闘も高難度なことから、かなり辛いものがあります。

強い装備が欲しいとなると、雑魚敵がランダムでドロップする強力なアイテムが出るのを祈るか、交易というものを使う必要があります。交易は、お金を渡して遠くの街とアイテムをやりとりすると実時間で一定時間経過後にアイテムがランダムで入手出来るシステムで、画像の例だとお金を5000ほど渡して手に入った品々ですが、この中だと弓がかなり強力なものとなっています。強力な武器が入ったからメイン武器を入れ替えたり、といった柔軟さで進めるのも面白いかもしれません。

問題点

ここまで肯定的にずらずら書き上げてきましたが、問題点も多いゲームです。良い意見だけ並べるのもアレなので特に目立った悪い点もいくつか挙げておきます。

シナリオの薄さ

レジェレガは、最初のOPこそいいものの、その後のストーリーは全くないと言っていいほどの薄さです。
各地の歌う岩等から断片的に世界観は伝わってくるものの、それでは物足りないと感じる方がほとんどでしょう。
サガ系だと、私はサガフロ1のリュート編が最もストーリーが薄い主人公ではないかと思っているのですが、そのリュート編よりさらに薄い、と言えば分かりやすいでしょうか。シナリオに期待して買った人のほとんどが惨憺たる評価をしているのも頷けるほどの薄さです。

戦闘の難度の高さ

上の戦闘の項目でもちらっと触れましたが、今作は戦闘の難易度が少し尋常ではないです。強敵は当たり前のように、雑魚敵でも全滅が当たり前の世界です。キャラを鍛えていても当たり前のように全滅するので、キャラが鍛えあがるまではひたすら格下の雑魚敵と戦う作業も場合によっては必要となってくるでしょう。
適当にボタンを押しているだけで全滅というのは当然として、完全に対策をして考えた上で行動しても、敵の全体攻撃が一気に降って来て開幕1ターン目で体制を崩され、そのまま全滅することも一度じゃ二度のことではありません。全体攻撃は体制を整えるまで基本どうしようもないことが多く、全滅後に即リトライはボス戦以外出来ない仕様となっているため、当然全滅したら最後のセーブポイントまで戻されます。
これは「R+X」ボタンでどこでもクイックセーブが出来るので、一回戦闘したら即クイックセーブ、マップを10%でも埋めたら即クイックセーブと、プレイヤーの機転で何とか全滅した時のロスを減らす他ないでしょう。

説明の不親切さ

アイテムや技や術などには、簡易な説明文が書いてありますが、その説明だけでは意味不明なことが多いです。
防御属性もかけらと全く変わらないのに説明文は意味ありげな敵レアドロップアクセサリーや、どんな違いがあるのか分からないSP0技が同じ武器に4種類あるなど、もう少しマスクデータを表に出す気にはならなかったのかと思うほどの説明不足なものとなっています。
ただ、遥か昔のサガだと防御性能が数字と違っていたり、宵闇のローブがゲーム中説明からは分からないけど特にロマサガ3では上手な使い方をしないととんでもない罠装備であったりと、こういうことには慣れっこなので、私はある意味耐性が付いているのか懐かしくも思ってしまいました。

楽に進めるには

ここまできつい情報ばっかり載せたので躊躇される方も多いかもしれないので、私が何となく見つけた楽に鍛える方法を載せておきます。

攻略情報が何も出揃っていないので完全に推測ですが、おそらく強敵ほど覚醒する確率などが上がり、パラメータの伸びもよくなるものと思われます。
そんな中、格上の敵だけど自分の戦略が決まれば弱い敵を見つけ、その敵だけを狩って鍛えていくのが最も効率がいいと思われます。

リザードマン

例を挙げると、このリザードマンです。
リザードマンは単体攻撃しかしてこないため、水精霊呼び出し、水壁が決まればガードが完全に安定します。
敵の数は複数で出現しますが、体制を整えたら全力で残り1匹まで減らし、減らし終えたら弱い武器でチマチマ攻撃していくと一気に育ってくれます。

リザルト1
リザルト2

うまくいけば、この画像くらいの成長は一度の戦闘で見込めます。

まとめ

骨太の戦闘、効果が見えにくいアイテムや技や術、圧倒的に薄いシナリオ等、明らかに万人向けのゲームではありません。私はかなり楽しめてはいるのですが、人に気軽に薦められるかというとちょっと悩んでしまいます。
サガシリーズが好きな人なら合うとは言われますが、サガ好きでもシナリオにこだわらず、かつ圧倒的な高難度の戦闘を重視する人でないとおすすめしにくいです。今度攻略本等が出て色々見えないマスクデータが分かれば戦闘は多少…という気はしますが、今のところなかなか道は見えないです。
しかし、昔のサガシリーズもどちらかというと右も左も分からない中でプレイするため、戦闘は高難度になることが多く、周りではクソゲー扱いする人も多いゲームでした。レジェレガも、そんな道をたどっていて、数年後には評価されるのかもしれません。
最後に、今回のことで思い出した画像があるので、VJ_frmk氏のTwitterのTweetを引用させていただいての締めとしたいと思います。今はこの画像のちょうど一番上の時期で、皆が垂直落下している状況でしょうか。私は、そういう意味では凄くサガらしいゲームだなぁと思うのでした。

2015/02/01追記
レジェレガクリア後レビュー」を新たに記事として上げました。
よろしければそちらも一読をどうぞ。