ルートレター機種別比較

角川ゲームスより、角川ゲームミステリーシリーズの第一弾として『ルートレター』が昨年6月に発売されました。
日本のみならず、アメリカやEU諸国、中国や韓国などでもローカライズされて販売されており、全世界販売本数は20万本を超えたそうです。

今年3月にDMM. GAMESでも発売されるなど、ルートレターの勢いはまだまだ留まるところを知りません。

私はルートレターを3機種(PS4、Vita、PC)所持している所謂ガチ勢で、Vita版のプラチナトロフィーRTAの記録だと世界一位という記録も持っています。
そんなルートレターガチ勢として、今からルートレターを始めたい、または追加購入したい人に向けてルートレターの機種別比較記事を作成しました。

PS4版

一番オーソドックスなのがこのPS4版です。2章まで遊べる体験版もPS4版では公開されているので、まずはそちらを遊んでみて感覚を掴んでみるのもいいかもしれません。

ロード時間はSSDを換装していなくても快適で、PC版のSSDのものと比較してみましたがHDDでも遜色ない早さです。

PS4のゲームなのでシェア機能でSNSなどにプレイしている模様をシェアすることができますが、ルートレターはノベルゲーながらトゥルーエンディングを含め全ての区間で配信禁止区間が設定されていません。

ノベルゲーはシェアできない設定になっていることが多いので、これは嬉しい仕様ですね。ちなみにシェアがいくらでもできることと、各言語版がたくさん発売されていることから、PS4のホームでルートレターのシェア画像などを見ると色々な言語が飛び交っていてなかなか面白いです。

Vita版

Vita版は基本的にPS4版と変わりません。

PS4のハード自体の機能であるシェア機能などは当然Vita版では利用できませんが、それ以外はゲーム内容も完全に同じです。

PS4版と違ってVitaなら自由に持ち歩くこともできるのが利点とは言えます。

ただ、Vita版の欠点として、ロード時間がPS4版やPC版に比べて相当遅いという欠点があります。全てをスキップすると大体1時間くらいでルートレターは終わるのですが、PS4版では1時間かかるところをVita版では1時間30分と1.5倍も余分にかかってしまう程度にはロード時間が遅いです。

また、操作もVita版はPS4版やPC版と比べると若干もたつきます。Vitaしか持っていないのならこちらしか選択肢がないのですが、持ち運んでプレイできるという利点以外は基本的にはPS4版かPC版より一歩劣っているのがVita版だとお考えください。

PC版(DMM版)

PC版は後に発売されたからか、機能に一部追加が見られます。
例えば、PS4版やVita版にはなかった項目として、選択肢後もスキップを継続というものがあります。PS4版やVita版だと選択肢を終えたらまたスキップボタンを押してやらないといけなかったのですが、PC版ではこの作業負担がなくなります。

さらに、イベントムービーをスキップするときにスキップしてもいいかという確認ボタンが出るようになりました。こちらは初回プレイだと誤操作によるイベントスキップをなくせるので嬉しい機能です。

周回プレイに嬉しい機能としては、PC版では8章もスキップできるようになりました。
ルートレターは周回プレイ用に章をまるごとスキップするというコマンドがありますが、PS4版とVita版は分岐すらない8章のスキップができませんでした。PC版ではその分周回プレイが楽になります。

PC版ですので、キーボード(コントローラ)でも操作できますが、マウスによる操作に対応しているのもポイントです。
ルートレターには調べるコマンドでマップを調べて先へ進む場面が多々ありますが、PS4版やVita版だと十字キー(アナログスティック)で調べるためのカーソルを動かす必要があり、そこで少しテンポが悪かったのですよね。
PC版だとマウスで簡単に移動できるということで、特に調べるコマンドはかなり操作が楽になりました。

PC版(Steam版)

Steam版はDMM版と違いはほとんどありません。

ただ、Steam版は1つ買うと英語版と中国語版も同時に付いてきます。色々な言語でプレイしたいという方はDMM版よりSteam版がおすすめです。

なお、ルートレターは日本語、英語、中国語の他に韓国語版も発売されていますが、Steamではおま語となっており韓国語は選択できません。

スマホ版

iphone版とAndroid版があります。

私はどちらも未購入なので詳細は分かりませんが、後発のためおそらくPC版準拠だと思われます。

限定版について

機種差の他に、PS4版とVita版には限定版というものもありました。
こちらはサウンドトラックやイラスト集などが付いたもので、多少割高ですが外装パッケージなどもしっかりしていてコレクター色の高いものとなっています。

ちなみに限定版に付いてきたブックレットはSteamだとPDF版が購入できます。

まとめ

基本的にはPS4版かPC版をおすすめし、機種をお持ちでない方やどうしても持ち運びながら外などでプレイしたいという方はスマホ版かVita版を選ぶようにするのがおすすめです。

Amazon評価の悪さや酷評レビューが散見されることからクソゲーではないかと思っている方も多く嘆かわしいのですが、トロフィー取得率を見てもエンディングまで辿り着かずに途中で投げ出している方は他のゲームよりは少ないです。
確かに主人公の言動が乱暴すぎたり一部のバッドエンドは唖然とする終わり方をしますが、トゥルーエンドはなかなか後味のいい終わり方をしますし、小売店での販売価格が下がった今ならおすすめしたい一品です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です