2017年12月14日にNintendo Swicth向けに配信され、2018年2月28日にSteam向けに、2018年3月29日にPS4向けに配信されたローグライクRPG『ドラゴンファングZ』をクリアしました。

ドラゴンファングZ竜のゆりかごクリア

上記はトータル挑戦回数にして7回目でのクリア達成で、持ち込みは利用していません。

ちなみにローグライクという言葉の定義が最近は拡大しているのでそれを表現する時に困りますが、ここでは風来のシレンシリーズのような不思議のダンジョンライクなゲームという意味で使っています。

ゲームの特徴

ドラゴンファングZはオーソドックスなターン制のローグライクRPGです。落ちているアイテムを駆使し、ダンジョンを身一つで駆け下りていきます。

ドラゴンファングZ独自のシステムがゲームを面白くしている面もあるため、特徴的なシステムについて解説していきます。

ブレイブシステム

ドラゴンファングZが普通のローグライクRPGと違うのは、まず『ブレイブ』システムが挙げられます。
上記の画像を見ていただくと分かりますが、主人公のロゼの下に魔法陣のようなもの(竜人結界と言います)が映っています。

ドラゴンファングZでは、自分の周り8方向に障害物が一切ないと竜人結界によってパワーアップし、クリティカルが出るようになったり敵のドロップ運が良くなったりと様々な嬉しい効果があります。従来のローグライクRPGでは敵と出会ったら基本はまずは通路で戦うというのが鉄則でしたが、ドラゴンファングZに限っては部屋の真ん中で危険を冒して戦うことが最善手となり、他のローグライクRPGにはない楽しさがあります。

分かりやすい例で示しますと、上記の画像(後ろから敵は追ってきていない状態)で敵を倒す上で最善手を考えてみましょう。

普通のローグライクRPGでしたらその場で剣を振りなりして敵をこちらに引き寄せてから安全を確保しつつ殴るのが鉄則です。
しかし、ドラゴンファングZにおいてはこれは左下に一歩進んで敵の攻撃をわざと受け、その後竜人結界を展開してパワーアップした状態で倒すのが最善手です。

このように、どうやって竜人結界を展開しつつ殴れるのかというところも考えながらプレイすることは本作のみで得られるプレイ体験です。多くのローグライクRPGに触れてきた私でもこれは目からウロコでした。

ファング

ドラゴンファングZは、全てのモンスターがファングという装備品(他作品で言う指輪のようなもの)を落とす可能性があります。意味合いは違いますが全モンスターに何かしらあるというのは個人的にトルネコ3のポポロを彷彿とさせます。

ファングは3つまで装備することができ、モンスターによって落とすファングの効果は様々です。前述したブレイブシステムともマッチしており、竜人結界を展開している状態で攻撃していくとファングのスキルポイントが溜まっていき、スキルポイントが満タンになったら強力なスキル(ファングによってスキルも異なる)を出すことが出来るようになります。

当然冒険のたびに拾えるファングも異なってきますので、毎回違うプレイングを要求されます。

普段のプレイとは違うけどいいファングが手に入ったからプレイスタイルを変えると言った柔軟なプレイも要求されます。

モンスターハウス

本作でもモンスターハウスがありますが、ブレイブシステムのこともあり通路に下がって戦う従来のローグライクRPGのようにはなりません。

モンスターハウスには特殊なオブジェクトが多く設置されています。
上記の画像で映っているものだと20ターン経つと消えるが20ターン以内に壊すと周辺のモンスターがファングをドロップするようになることがあるというオブジェクト(妖精の樹みたいなやつ)が設置されており、20ターン以内に是が非でも壊したいので簡単に通路に下がる選択肢も取りづらく、リスクを取ってリターンを取るかの判断も難しくプレイヤーを悩ませます。

ちなみに今回のモンスターハウスではかなしばりの杖で固めたモンスターは永続で動かなくなるのを利用してファング100%ドロップの恩恵を受けつつ上の画像のような陣形を取って打開しました。

ボス戦

ドラゴンファングZは10Fごとにボス戦が存在しています。

ローグライクRPGでボス戦というとあまりいいイメージをお持ちでない方も多いかもしれません。特にコアユーザーになればなるほど単純に面白くないと思う人が多数と言っていいでしょう。

ドラゴンファングZに限っては、ボス戦は正直感動を覚えるほどに面白いです。
ボス部屋はある程度地形が決まっているとは言え基本的に大部屋で始まりますが、ランダム配置も多くあるため毎回頭を悩ませながらプレイすることになります。

実際にこれは動画を見てもらうのが分かりやすいと思います。

私の初見プレイ時の20Fボスの動画が上記のものですが、ボスの特性やマップの特性を把握していないとは言えかなり苦戦し、最終的にやられてしまっています。

多くのローグライクRPGはボス戦ではボスを倒したらそこでクリアなのですが、ドラゴンファングZでは階段まで行かないとクリア扱いになりません。ボス以外のモンスターも一定時間毎に出現するので道中でどこまで打開アイテムを温存できるかも鍵となります。

まとめ

ドラゴンファングZの独自の魅力についてはこんなところです。

記事中では触れませんでしたが、杖は振るだけで、壺はアイテムを入れるだけで大多数は自動識別してくれたり、操作のレスポンスも非常によく通路iダッシュなどは他社に真似して欲しいレベルの出来となっており、繰り返しプレイも苦とはなりません。

あとは本作の難易度は相当高めのほうです。
私は他作品を含めローグライクRPGを数千時間はプレイしているそこそこベテランなのですが、ストーリークリア(竜のゆりかごクリア)ですらシステムに慣れていないとは言え結構な時間がかかってしまいました。他作品ですと最近プレイしたローグライクRPGではオメガラビリンスもシレン5Plusもストーリークリアまでは全く詰まることなく進めたため、それと比較しても相当な難易度に思えます。

とは言え、ローグライクRPG全てに共通しますが知識こそ力なゲームとなっているため、頑張ってアイテム効果や立ち回りなどを勉強すれば未経験者にはクリアできないほどの難易度というわけではありません。たくさん死んで学習できるのもローグライクRPGの魅力のひとつなので是非やられてしまう経験も楽しんでもらえればと思います。

ドラゴンファングZはNintendo SwitchとPS4向けでダウンロード専用ソフトとして定価2400円、Steam版は定価2570円で配信されています。私はPS4版を買いましたが、操作やレスポンスなどはどれも大差ないでしょうからお好きなハードでお買い求めいただければと思います。

ダウンロード専用ソフトとしては多少高めに感じるかもしれませんが、これは不思議のダンジョンが好きな人なら確実に買いの一本です。開発元のトイディアという会社の名前はちゃんと覚えておかないとなと感じたくらいの出来となっていますので、興味がお有りの方は是非とも買ってプレイして楽しんでいただけたらと思います。