【PS4版】トトリのアトリエDXレビュー
アトリエシリーズのアーランド三部作(ロロナ、トトリ、メルルのアトリエ)は最初にPS3で発売され、後にPlus版として色々と追加されたものが発売され、ロロナについては新ロロナとしてリメイクされ、そしてついにこのたびPS4とNintendo Switchにアーランド三部作が移植されました。
今回PS4版のトトリDXを購入し、色々と変わっていて進化した部分もあるのでここに書き残しておきます。
基本要素
トトリのアトリエDXは基本的にはVitaで発売されたトトリのアトリエPlusと一緒です。
PS3版であったDLC(仲間キャラクターの追加)は全て収録され、Plus版の新要素として衣装着せ替えやアトリエ内や戦闘中のBGM変更や新規ダンジョンなどもそのままDX版に収録されています。
実はオリジナルのPS3版からVitaのPlus版になるにあたってキャラクターのパラメータ等も微妙に修正されているのですが、今回のDX版ではPlus版のパラメータであることは確認済みです。
オリジナル版は一部非常に弱い仲間がいたり装備品における品質120の効果が薄かったりしていましたが、Plus版では改善されています。
追加要素
発売前の販促では追加要素について特に触れられていなかったのでベタ移植かと思っていましたが、DX版では若干の追加要素があります。
移動速度アップ
PS4ですとL3ボタン(左スティック押し込み)で移動速度がアップするようになりました。
移動速度アップと言っても相当高速になるというものではなく、気持ちちょっと早くなる(1.3倍速くらい?)程度の速度アップです。
これにより、例えば黄昏の玉座のヤギのように相当に動きの早い敵シンボルは無理ですが、サラマンダー程度の動きの早さの敵シンボルからは安定して避けられるようになります。
戦闘速度アップ
移動速度と合わせて戦闘速度もアップできるようになりました。
これも気持ちちょっと早くなるかな?という程度のものですが、長期戦(フラウシュトラウト戦やエビルフェイス戦など)では役に立ちます。
メッセージ自動スキップ
Plus版で実装されていたものと似ていますが、イベント中のメッセージの自動スキップも追加されました。
Plus版では一度見たイベントのみをスキップできる、所謂既読スキップとして実装されていましたが、DX版では未読でも容赦なくスキップしてくれるようになりました。
なお、Plus版ではスキップ中は×ボタンをずっと押し続ける必要がありましたが、DX版では□ボタンを一回押すだけでイベント終了までメッセージをスキップしてくれます。
ロード時間、処理落ちの軽減
私がPS4 ProにSSDを搭載してプレイしたからかもしれませんが、ローディング時間が驚くほど短縮されています。
特にPlus版はローディングがかなり長く、戦闘開始のローディングで2,3秒待たされるというものでしたが、DX版では敵とぶつかった際のエフェクトこそあるもののその後はほぼ一瞬でローディングが完了します。
処理落ちについても、例えば多くの敵に精霊石をぶつけたときなどは明らかなフレームレートの低下が見られていましたが、DX版ではそれは解消されています。
また、採集品を高速で採取するとフリーズするという仕様もあり、特に湧水の杯錬金の最中にフリーズすることがありましたが、DX版では採集によるフリーズは起こらなかったです。また、アイテムを選択する際の入力レスポンスも改善されているためスムーズにアイテムを選択できます。
フリーズについて
トトリのアトリエDXでフリーズするという事例が何件かあるようです。
各々のプレイスタイルやゲームハードの違い等に依存するものはあるかと思いますが、少なくとも私のプレイでは一度もフリーズは起こらなかったです。
ゲームを起動して8時間連続でプレイしており、湧水の杯錬金や精霊石を連打とかなり負荷のかかるプレイでしたがそれでも問題なかったです。
環境差はあるかもしれませんが、Plus版も発売当初はフリーズの嵐でした。私が確認できたわけではないのですがDX版でフリーズする現象はこちらも後に修正パッチが来て完璧に直るかもしれません。
参考動画
8時間でプラチナトロフィーを取ってしまうというかなり特殊なプレイですが、動画を残しておいたので参考にしてください。
移動速度の向上やレスポンスの良さなどを見てもらいたいです。
まとめ
PS3とVitaで発売されているので今更と思う方もいるかもしれませんが、まだ未プレイの方はもちろん、既にトトリのアトリエをお持ちの方でも改善点が多岐にわたるのでトトリが好きな方なら持っておいてもらいたい作品です。
私はアーランド三部作で特にトトリが好きなのでトトリのアトリエしか買っていませんが、他の作品もおすすめですので是非購入してプレイしてみてください。