駿河屋に同人在庫を売る方法
同人活動を長くやっていると、需要を測りそこねて大量に作ってしまい、未開封状態のまま在庫の山となることが一度はあるかと思います。
余ったものは委託販売で同人ショップに出すのもいいですが、ショップへの委託は大体半年程度で委託の期間が終わってしまうので、余ったものはやはり返本処理されて手元に戻ってきます。
最初に頒布してから時間が経てば経つほど既刊の売れ行きは鈍くなってしまうので、一向に減らないダンボールの山が自宅に残ることとなります。
私の場合は腰の高さまでダンボールが積み上がってしまって困っている状態でした。
駿河屋に買取依頼を出す
というわけで、ここで駿河屋の登場です。
駿河屋について知らない方もいるかもしれないので簡単に説明しますと、オタ向け商品に強いショップです。
同人在庫については、Google等でそれらしい単語で検索してみると廃棄してくれるサービスはあるものの、送料はこちら負担なことや、廃棄してくれるのは本が中心でCDなどのメディアは廃棄してくれないなど、欠点が多々あります。
その点駿河屋買取は優秀で、同人ならどんなものも買い取ってくれます。しかも委託ではなく完全買い切りなので委託と違って再び手元に戻ってくる心配がありません。
買い取ったものは廃棄されるのではなく通販で並べられるので、遠回りではありますが欲しい人のところへ行き渡ります。
詳しくは、上記リンク先をご参照ください。
買取の流れ
去年に私が実際に買取に出してみたときの流れを書いておきます。
買取申し込み
まず、買取フォームから買い取りに出したいもの(ここでは余っている同人)をそれぞれ入力してフォームから送ります。
誰かが自分が買取を申し込む前に駿河屋に個人的に買取に出している場合などは既に駿河屋に商品ページがあったりするので、一応あるかどうかを調べてから入力していったほうがいいでしょう。
フォームに入力すると、次の日以降に担当者から直接査定を始めるからしばらく待ってくれとのメールが私には届きました。
そのメールから約2週間後に査定結果がPDFファイルの見積書として届きます。見積もりがOKなら返信をすればそのまま確定となり、送付する住所を書いたメールがさらに届くのでそれを見て同人在庫を送りましょう。
あくまで私の場合ですが、30~50冊単位で在庫を買い取ってもらうように申し込んだら一冊単価は16~30円になりました。
請求書
荷物が無事届いたらメールで請求書の発行をお願いされます。
メールにxls形式のExcelファイルが添付されているのでそれを開けば良いのですが、まずExcelがPCに入っていないと開くことができません。
ExcelがPCに入っていればいいのですが、入っていなければ無料の「Office Online」でExcelを選択すればファイルを開くことができるためそれを利用しましょう。
請求書に必要な自分の名前や買取に出した同人の数量などを入力し終えたら、あとはPDF出力できるのでそれでPDFに変換してしまいましょう。PDFに変換すれば請求書はメールで添付して送ることができます。
印鑑
請求書でネックなこととしては、自分の印鑑の判子が必要なことです。
これは「Web印鑑」で検索してもらえばと思いますが、Web印鑑を利用しても通ったのでそれを利用しましょう。
ただ、Web印鑑は珍しい名字だとWebに存在しないので、もしそうなら諦めて請求書を紙に印刷して実際の印鑑の判子を押し、それをエーツーまで送りましょう。なお、請求書は信書にあたるためメール便は利用できませんので、請求書を送ることができる送付方法で送ってください。
2016/01/31追記
コメントにて、スキャナでスキャンしてメール添付する方法について教えていただきました。
確かに今ではコンビニ複合機でもスキャナの機能が付いているので、実際に郵送する手間を考えるとスキャナを使ってもいいかもしれません。
自宅にスキャナがあるならそれで良しとして、コンビニでスキャンしてデータとして持ち帰るにはスマホやUSBメモリなどの記憶媒体が必要なので、それを合わせて持って行ってスキャンし、出来上がった完成品請求書をデータとしてメール添付するといいでしょう(ただ、コンビニによって保存できる対応記憶媒体が異なるので詳しくはスキャンしたいコンビニのコピー機をWebで検索して調べてみましょう)。
送った後
送ったあとは、このように駿河屋通販で自分の同人が並ぶようになります。
私の場合は合計130冊ほど在庫を買い取ってもらって買取総額は3000円程度でしたが、送料分はまかなえたことや実際に商品が廃棄されず売られていることから欲しい人がいたらそこを紹介すれば良かったりするので、色々と役立ってます。
駿河屋同人買取は、同人在庫が多くて大変だけど廃棄はしたくないという方へはおすすめだという紹介でした。
判子に関しては印刷して判子を押したのをスキャンしてメール送るのもできるんじゃないでしょうか
最近だとコンビニの複合機でスキャンもできますし、高くても郵送費用と同じくらいで済みます
コメントありがとうございます。
私が試した時はWeb印鑑があったのでそのままメール添付で送りましたが、確かに実際に印鑑を押さないといけない場合はスキャンして取り込んだほうが楽ですね。
追記として合わせてその方法も載せておきました。