アンサガの乱数について
アンサガの乱数は非常に独特です。従来のサガシリーズは乱数が非常に明快で、乱数制御もかなり容易なのですが、アンサガにはそれが通用しません。
例えば、一番最近発売されたサガシリーズであるミンサガは、ソフトリセットでタイトルに戻った瞬間から1/8秒ごとに時間を計測し、その秒数で財宝の中身が決まります。他にも、ロマサガ3ではセーブデータをロードした瞬間から乱数によって全ての事柄が決まるので、敵にぶつかる瞬間にセーブを行い、攻撃を一定速度で行えるAボタンを押しっぱなしにしてセーブデータをロードすれば全く同じ状況が再現できます(ロマサガ3の乱数が1fpsごとに行われているか、一定時間ごとに行われているかまでは知りません)
他のサガシリーズの例を挙げましたが、アンサガではどうなっているのでしょうか。
前々から疑問に思っていても実行はしていなかったことなのですが、もしかしてミンサガと同じ…ではないにしろ似ているのではないかと思っていたのです。
ちょうど今日近所のゲームショップにリプレイアダプタ(コマンドコントローラと言った方が分かりやすいかも)が売っていたので買ってきました。これがあればコンマ秒すら狂わずに同じ操作を行えます。
実験内容
適当にデータをロードし、操作を記憶。やる操作は、
ソフトリセット→ニューゲーム→マイスを選択→最初のショップと墓場でのパネルを確認
結果ですが…店の商品もパネルも全く違いました。
サガフロ2開発者インタビューにて小泉今日治氏が、「アンサガはソニーから貰った乱数にサガ独特の乱数を混ぜている」と発言しているみたいですし、人力じゃ乱数制御は無理ってことですかね…。
また、GBのSaGaシリーズなどは使用機種(GBとGBCとGBAでは違います)によっても乱数の出し方が異なっていたので、SCPHのver.が違うだけでもアンサガの乱数が異なる可能性も否定できなかったりします。
RTAで乱数制御を利用しようとは思っていないのですが、外道の書や地味パネルなどを引いてみたいのである程度解明されるといいなぁ。