イグジストアーカイヴタイトル画面

12/17発売のイグジストアーカイヴをクリアしました。
メーカーからはプレイ時間は大体50時間程度と提示されていましたが、私のプレイの効率がいいのか2周目以降でやりこもうと結構すっ飛ばして進めたせいか、約半分の28時間程度で終わりました。

雪のちらつく中で昼休みに職場を抜けだして車でゲームショップまで走って買いに行ったほどの期待度で購入した本作ですが、プレイを終えてみると想像以上に良作で、これは数年に一作出るか出ないかレベルのゲームなんじゃないかとすら思えたので、是非皆さんにも伝えようと紹介記事を書いてみることにしました。

イグジストアーカイヴとは

イグジストアーカイヴマップ画面

イグジストアーカイヴは、スパイク・チュンソフトからPS4/PSV向けに発売されたRPGです。
スパイク・チュンソフトは販売や広報だけ担当しており、実際の開発はトライエースが担当しています。

上記画面を見ただけで分かる通り、かなりヴァルキリープロファイル(VP)ライクなゲームとなっています。スタッフもVPを手掛けた人たちが集結しており、ディレクターの則本氏も「15年前(VPのこと)を意識して再構築した」というようなことをインタビューでも述べています。

そんな本作なので、マップの移動や戦闘など、完全に一緒ではないですがほぼVPと同じようにプレイできます。

実際のプレイ動画は、下記の公式ゲーム紹介動画を観るのが一番分かりやすいでしょう。

戦闘

イグジストアーカイヴ戦闘画面

戦闘もVPライクな感じです。ターン制の戦闘システムとなっていて、こちらの攻撃ターンではAPがあるだけ攻撃を加えることが出来、防御ターンでは敵が攻撃してくるのでAPを使ってガードをしたり、APを次の攻撃ターンに持ち越したいがためにガードせずに受けたり出来ます。

PSのボタンが各キャラに対応しており、一番前のキャラクターなら□ボタン、後ろだと○ボタンを押すとそのキャラクターが攻撃、または防御します。

イグジストアーカイヴ戦闘画面

VPと違うところは、攻撃するところが円状になっていて、鞭などの範囲攻撃を使うと分かりやすいですが周りの敵もまとめて攻撃することができることです。
攻撃するときも、一番強い敵を最初に狙うといった単純な戦法ではなく、多く巻き込めるところを狙ったほうが楽になるなど戦略性があります。

基本的に、範囲攻撃は攻撃力が低くヒット数も少なめになっていることが多いため雑魚敵戦では強い半面ボス戦では辛いなど、武器によって得手不得手があります。

どのような武器構成にするかを考えるためにパーティーを組むなど、色々考えて進めるととても楽しいです。

イグジストアーカイヴラーニング画面

なお物語中盤からのシステムですが、戦闘終了後はラーニングと言って、他のキャラクターが覚えているスキルを一定確率で取得することができます。ラーニングするかはランダムなので、ラーニングを取得してからラーニングするかどうかといったお楽しみが一つ増えます。

一緒に冒険に行くなどして上げた感情度が高ければ高いほどラーニング率は高くなります。ラーニングでは他のキャラクターのクラスなどもラーニング出来るため、魔法キャラが武器を持って剣で戦うといったことや、逆にアタッカーの主人公を魔法キャラにするなど、ラーニングによって戦略の幅が広がります。

ハクスラ要素

イグジストアーカイヴハクスラ要素

イグジストアーカイヴには、武器や防具やアクセサリーに称号というものがランダムで付きます。
この付く称号により、本来の装備品からATK+10だったり炎属性+50%だったり、さらに追加能力が付きます。
敵を上手に倒せば倒すほど敵がドロップするアイテムは増えるため、上手くやれば上記の画像のように1戦闘で大量に手に入ります。

アクション

バインドスフィア

マップの移動は、2Dアクションとなっています。
画像は光弾を放ち、敵シンボルに当たると敵を封じ込めてエンカウントしなくなる「バインドスフィア」を覚えたときの説明ですが、アクション操作は物語が進むごとに新しいアクションを取得していきます。

最初は移動速度も遅めで敵シンボルも避けづらく、さらに行ける場所が少なくてマップが全部埋まらないなど色々制限も多いですが、物語終盤にもなるとスライディングや二段ジャンプといったアクションが使えるようになっているため、驚くほど快適にマップを縦横無尽に動き回れるようになります。

ストーリー

イグジストアーカイヴストーリー

ストーリーは重めの題材を扱っています。
地球で事故に巻き込まれて別の惑星に飛ばされた12人の物語ですが、当然地球では急に消えたことになっています。

それに対して別惑星での争いにも巻き込まれているので、物語終盤では仲間を地球に還すべきか、それともこの惑星で戦わせ続けるのかという選択も迫られることになります。
他にも条件は有りますが、基本的にここでのプレイの仕方によってエンディングは分岐します。

マイナス点

私はほとんど気にならない点もありましたが、多くの方が言っているマイナス点も挙げておきます。

同一マップの多さ

イグジストアーカイヴマップ

イグジストアーカイヴマップ

ダンジョン数は多いのですが、同一マップが非常に多いです。
上記の画像が分かりやすいですが、これらはそれぞれ別のダンジョンで、色合いと敵配置だけが変わっています。

ただ、場所によってはマップがかなり広く先へ進むのが大変なので、同一マップだから構造が分かって早く進めるという利点が私にはありました。

同一敵の多さ

マップに加えて敵もですが、同じ敵グラフィックで強さだけを変えた敵が頻発します。
アイテムドロップ等は違うこと、さらに行動パターン等も違いそうなので全く同じ敵というわけではなさそうですが、人によっては違和感を感じるでしょう。

UIの不便さ

これはかなり気になる部分なのですが、UIが色々と不便です。
例えばハクスラ要素があることと、アイテムは変換する(従来のRPGのショップでの売却に当たる)ことが出来ることから何の能力値も付いていない装備は真っ先に変換してしまいたいのですが、ソートしても一気に変換するコマンドがないのでくまなく十字キーで無印のアイテムを探して変換しなくてはいけません。

ソートしてもどれがどういう能力が付いているのかはいちいち△ボタンで確認しなくては詳細が分からないのでメニュー画面で装備を選ぶ時も探すのが大変ですし、結局はあまり気にせず適当に目についた強そうな装備を選んで装備することが多かったです。

あとは私はPS4版で遊んだためそこまで気になりませんでしたが、VITA版だとロード時間等も長くメニュー画面でも重いらしく、UIの悪さがより目立ってくる形のようです。

バグの多さ

修正パッチが公開されてver.1.01に上がったことで一番致命的なフリーズは随分減りましたが、それでもまだバグが多いです。
今まで遭遇したバグは、入ったメインクエストで敵が一切出なくなりマップも表示がおかしくなってクリア出来なくなるバグや、表示がおかしくなってマップがほとんど見えなくなるバグがありました。

ただ、修正パッチが公開されていることからこれらのバグはいずれ直ってくるものだろうと思うので、あまり気にしなくていいかもしれません。

まとめ

個人的には、マイナス点もあるにはあるのですが、それを補ってプラス点が目立つゲームという印象です。
開発のトライエースのコンシューマー新作はエンドオブエタニティ以来5年ぶりでそれだけ期待も高かったですが、その期待を上回る出来だと思います。

VPっぽさを求めて買ったのにVPではなかったという声が多く見受けられますが、そもそもVPでもVP1とVP2とVP咎では全然趣向が違って同一なのは世界観くらいだったので、そういう人は例えVP3という正式なナンバリングが出ても同じことを言いそうなのでそういう声は気にしなくていいと思います。

私はこのゲームのためにPS4ごと買いましたが本当に満足しているので、上記のマイナス点が気にならなさそうでRPG好きの方には是非是非オススメしたいゲームです。