VP1BエンドRTAの記録を更新しました
約1週間前のことですが、VP1BエンドRTAの記録を更新していました。
今回の記録は、前回の記録を47秒更新しています。
【ニコニコ動画】ヴァルキリープロファイル Bエンディング RTA 58:46 Part 1/2
【ニコニコ動画】ヴァルキリープロファイル Bエンディング RTA 58:46 Part 2/2
VP1のRTAは、AエンドもBエンドも戦略が詰められすぎていてほぼ改善余地がないのですが、細かな改善点を積み重ねて今回の記録に至ったので、改善点をテキストでまとめておきます。
状況再現
VP1は、ツール等を使ってメモリの中を直接見たわけではないので正確ではないのかもしれませんが、ボタン操作の仕方で乱数を制御することができます。
今回のRTAで用いた状況再現は、OP中の固定戦闘3回で全て先制するというものです。
コントローラで操作するボタンのうち、○、×、□、スタート、上、下ボタンは最速でメッセージを飛ばしたり、戦闘で素早く行動したり、最速で移動するために連打する箇所があります。
これらのボタンは、連打で押すボタンの回数がプレイ毎に異なっているにも関わらず、その後のボス戦で先制する状況再現が必ず成功するため、おそらく先制かどうかを決める乱数に影響しないボタンであることが分かります。
結論を言うと、ゲーム起動後から左、右ボタンを押す回数を完全に固定して、3戦闘全て先制できる状況を作り出しています。場所によって短く押している箇所、長く押している箇所、押し続けている箇所等がありますが、それによって違いがあるかどうかは検証する前に記録が出てしまったのでよく分かりません。
スライディングの多用
【ニコニコ動画】VP1における走りとスライディングの横移動時の速度検証
今回の記録ではスライディングを多用しています。
段差のあるところでスライディングを行って加速するというのは今までにもやっていたのですが、今回頑張っているのは横軸の移動時のスライディングです。
VP1は横軸移動のとき、移動箇所に到達してからローディングが始まるのではなく、移動箇所に到達する少し前のところから既にローディングの先読みが始まっています。
また、移動箇所に到達したらすぐに次のマップへ行くのではなく、内部処理的には移動箇所に到達したら少し横軸に歩いて移動し、一定のところまで歩いたらワープが発動して次のマップに移動するという処理がなされています。
そして、横軸移動時にスライディングを行うと、本来レナスが歩き始める箇所よりも少し横軸にめりこんで移動できるというテクニックがあります。なので、横軸に移動する際はスライディングを行うとその分レナスが歩く距離を短縮できるため、一見遅く見えますがタイムを短縮することができます。
アイテム生成の最適化
BエンドRTAではアイテムのみで攻撃してクリアするため、メニュー操作でのアイテム生成の順序がタイムに寄与する割合が高いです。
今回では、R1ボタンによるページ送りをうまく使って操作を最適化した他、Chapter5でジェラードを神界転送するときに既にジェラードは最終装備とするようにしました。
なお、Chapter5でジェラードに防具を整え、炎のバンダナ×3を装備させていましたが、これは防具はアノイント・ティアラだけで炎のバンダナではなくカルラの真珠を3つ装備させるという方法のほうが早かったようです。ただ、炎のバンダナ生成が相当簡単なのに対し、カルラの真珠は生成時にやや生成しづらい箇所に置かれているため、このミスによるタイムロスは1,2秒程度で収まります。
運ゲー箇所まとめ
最後に、こちらでは制御できずどうしようもない運ゲー箇所をまとめておきます。
今回のプレイでは、エルダー・ヴァンパイア戦に魔晶石が出ないこと以外は全て運ゲーに勝っています。
OP2戦闘のガード
OPの3戦闘のうち、レッサー・ハルピュイアは30%の確率で、ロンベルトは5%の確率でガードをしてきます。
ガードをされたらもちろんやり直しで、どちらの戦闘も3回攻撃する必要があります。
突破率は0.7^3、0.95^3をそれぞれ計算していただければと思います。
エルダー・ヴァンパイア戦の魔晶石
ジェラードをChapter5で神界転送するのですが、このときにジェラードのレベルは3必要です。
普通にアルトリア山岳遺跡のボス(エルダー・ヴァンパイア)を倒すと、経験値がこのレベル3に僅かに届きません。
エルダー・ヴァンパイア戦は全てアイテムで倒すのですが、このとき魔晶石が1つでも出るとちょうどジェラードのレベルが3になります。
魔晶石が出るとChapter5での操作が少なくなるので若干優位になります。今回のプレイでは魔晶石を引けなかったため、Chapter5でジェラードに経験の宝珠を投与する手間が生じています。
戦闘終了後のボイス
VP1は、戦闘終了後のボイスが終わるまでその後の暗転画面が解除されない仕様があります。
戦闘終了後にボイスが流れるのはエルダー・ヴァンパイア戦のみですが、このとき長いセリフを呟かれるとそれだけでタイムロスとなります。
ミスリル・ゴーレム戦の逃走
ミスリル・ゴーレムは、ヨツンヘイム宮殿において唯一逃走できない敵シンボルです。
こちらから剣で切りつけ、戦闘で先制したらすぐさま逃走するのですが、逃走が失敗するとそれだけタイムロスです。
ミスリル・ゴーレムの行動は、最初はレインフォース系で自分を強化してくることからエンジェル・キュリオが破損する可能性もなく、逃走失敗時のタイムロスはそれほどでもありません。
スルト戦
ラスボスのスルトですが、確実に先制され、かつ誰が狙われてもガードできなければ一撃で全員死んでしまうので、エンジェル・キュリオが破損しないことを祈る戦闘となっています。
エンジェル・キュリオが破損し、誰かが死んでしまったらリセットです。
まとめ
今回のRTAでは、アクション操作とメニュー操作が少し納得いかないものの、他の運ゲー部分でのタイムロスが極端に少なかったことから、ローディングが早い本体でも見つけない限りはなかなかに抜くのが辛い部類だと思われます。
Aエンドはアクション操作等ミスっている箇所があるのでやり直してもいいのですが、Bエンドに関してはよほど画期的な時短が見つからない限りは今後はやりません。
最後に、ノーカット版のRTA動画を置いて、記事の締めとします。